京都精華大デジクリ3年「クラス内プレゼン」

学内は工事中です。
やっぱり美大に落書きはつきものですね。

rakugaki


京都は修学旅行生だらけでした。

demachi

今年の課題では各グループが立ち上げるプロジェクトに対して、僕のほうから最大5万円のスポンサー料を払うことにしています。

「そんなお金は学校に払ってもらえばいいじゃないか」という声も聞いたけど、それだと結局は生徒の授業料から出ているということになってしまうし、僕自身もお金を出すからには何かこちらも見返りをもらわないといけないと思い、彼らのプロジェクトに必死になります。

それで、そのお金をいくら出すかのジャッジですが、実際に僕の会社にプロジェクト内容をプレゼンしてもらい、それによっていくら出すかを決めることにしています。
僕自身にプレゼンすると生徒にも緊張感もなくなってしまうので、東京のkurukuruオフィスのメンバーに手伝ってもらうことにしました。プレゼンでは僕は外部で見守っているだけです。

そのプレゼンは次回で、今回の授業は本番プレゼンの前のクラス内での予備プレゼンです。
で、この2日間でプレゼンをしてもらったのですが、結果はというと、、、8組中2組くらいが準備50パーセントOKというところでした。
だいたいどの組も同じところが不足していて、以下のところが特に目立っていました。

・具体的な例が少ない
「~で~したら面白いものができるんですよ」という意見で、じゃあ実際のサンプルみせてというと、それがどうもぼんやりしているものが多かったです。
これは多分グループ内で話で盛り上がって、この形でもうOKだという判断が早々にされてしまったんだなあと思います。

・リサーチがあまりできていない
「競合のサービスはありません。なのでオープンすれば注目されます。」という意見もありました。
まず競合がないというのはほとんどありえないことです。その競合と比べてこちらのほうがもっと興味のもてるものを出せるとか、競合が取り込んでいるターゲットをこちらにも引き寄せようとかいろいろ試作はあると思うのですが、競合がないと断言してしまうことで、そのリサーチがストップしてしまっているように感じました。

あとは僕が「好きなことをしていい」といったので、一番好きなことをひとつだけ考えて、それ以外の案を考えてきていないのは、もしプレゼンがだめだった場合のことを考えると、ちょっと後がたいへんそうです。

ということで、kurukuruメンバーへのプレゼンであまり評価がよくなかったときは、僕の指示の方向性もあまりよくなかったのでは、ということもあり次回のプレゼンがとても気になります。
なんか、教えている割には仕事のときのように僕自身も頭を悩ませています。

まあでもこうやって以前と比べるとかなり仕事のモードと近いレベルで話ができるようになったのは、それだけ彼らも成長しているからこそでしょう。
まずは次回の第1回目プレゼンが楽しみです。

みんなかなり真剣に話し合っていました。

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次回のプレゼン準備です。京都と東京間をスカイプを通じてプレゼンしてもらいます。

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