企業研修をオフラインから、オンラインへ移行したお話。〜実施編〜

では早速どのように実施したか紹介させていただきます。

〜オンライン研修スタート〜

まず研修のルールや、確認事項を説明

このようなことは言わなくてもわかってるかなと思いましたが、研修が始まる日に確認事項・ルールなど、資料と合わせて説明させていただきました。
※ここはミテモさんが実際にやられているのを参考にさせていただきました。

 

1確認事項

①受講する場所は静かな場所か?同じ場所に、違う会議をしている人、喋っている人はないか?同じ場所に他の人がいて、その人が喋ると全てマイクで拾ってしまいます。なのでなるべく一人で居れるお部屋か、うまくミュートを使う必要があります。②ヘッドホン・イヤホンはありますか?聞き取りにくい環境にいる場合は必ずヘッドフォンやイヤホンが必要です。③後ろに洗濯物はありませんか?自宅でやるので、ビデオの中に不快に思うものなど映ってないか注意が必要です。④その発言は適切ですか?(ビデオ内、チャット内両方)まだ顔を合わしたことがなく関係性も気づけていない状態なので、チャットでの発言や、チーム制作でのビデオ内での発言など、本当に適切か自分のコメントを送る前に読んでから送ることが大切です。

 

2授業内ルール

・講義中はマイクはミュート質問がある時は、気軽にその場で発言してもらうか、slackの質問チャンネルに投稿してもらいました。・ビデオは基本オン。回線が弱い人はオフでもOK。なるべくみんなの反応を見えた状態でやるためにオンにしてもらいました。・PCが止まった時ZOOMが落ちた時の対策1. 事前に自分のスマホにZOOMをインストールしておく2. iPhoneで話を聞き、PCで作業をする。・Slackのチャンネルルール・general (授業以外のこと。運営について。遅刻連絡など)・質問チャンネル (授業内容の質問)・順番待ちチャンネル (個別フードバックに入った時、講師の相談窓口)・授業用チャンネル (各項目ごとにチャンネルを設けました)など

ざっと最初に説明させてもらったこの時間は、思ったより効果がありこれから始まるぞ!という良い雰囲気作りになりました^^

 

スケジュールと目的を説明する

そのままですが、1日の最初や、課題に入る前など、こまめに1つの項目(例:デザイン基礎)ごとに、下記を説明しました。

・1つの項目の全体スケジュール・1日のスケジュール・なぜこの講座をやるのか、目的・なぜこの課題をするのか、目的・理想ゴール・実践でどのように役立つのか

参加者は、毎日1人でPCに向かい座学を聞き、課題制作をして、ある意味緊張状態の中にいるので、急に集中力が切れれば、目的を見失う可能性は十分に高いと予想していました。

そんな時に、気軽に質問できない状況かもしれないので、手が止まった時に、こまめに説明をしておけば、今何のために学んでいるのか、自分は今スケジュール的にどこにいるのか、あとどのくらいのタスクがあるのか、ゴールまであと何ができるか、など各自で確認することができます。

また目的を明確にすることで、配属後どのようにこのスキルを使うかイメージができた状態で研修に立ち向かえると思ったので実施しました。

 

参加者にこまめな達成感を!

講義の途中のスモール課題を実施した時は、終わったら提出してもらい(時間内に終わらなくても提出)、答え合わせ(HTML)、こまめなフィードバックが大切だと実感しました。
これは実際に意見をもらったり、この目で見て感じました。

小さい課題の提出を義務付けなかったり、フィードバックをしない場合だと、やらされた・なぜこの課題やったの?といった感情になりやすく、研修への意欲減少につながります。

ちょっとした課題でも提出やフィードバックを行うことで、集中力の持続にも繋がり、目的も明確になってくるので、とても大切です。

 

座学の限界

実施した研修は、10:00〜18:00までの7時間。
全員ミュートで、リアルなレスポンスも感じられない状態は、講師にとって相当きつく、もちろん参加者にとっても、ずっと講師が喋っているのを聞くのは正直きついです。

なので、なるべく午前は座学、午後は制作にあて、こまめにスモール課題を挟んだり、補助講師と会話をしながら授業を進めたり、参加者に話しかけたり、いろいろな要素を混ぜて実施しました。

コーディングの授業では、参加者を指名し、問題形式で質問をふり学習のアウトプットにもつなげていきました。

こちらがレスポンスを求めれば、頷いてくれたり、丸を手で表してくれたり、ビデオオフの人もスタンプで答えてくれたり、盛り上がります。
あきらめず積極的にレスポンスを求めることも大切でした。

 

休憩をこまめに

休憩は必ずとれるように注意を測りました。慣れるまでは最初は30分に1回10分、慣れてきたら1時間に1回10分の休憩を設けました。

講師の方々もいろいろ頑張っていただきましたが、午後16時ごろは、正直眠気との戦いだったと思います。そんな時は20分休憩などをとってみて、散歩に行ったり、コンビニいったり、気分転換する時間につかってもらいました。

 

雑談TIMEの実施

最初から気になっていたことがあります。それは新卒同士に、横の繋がりが少ない状態であることでした。同期なのに、あったことがない人がほとんど。オフラインだったら、隣の席になった子と、勝手に繋がるけどオンラインは勝手にはつながらない状況。そこで雑談TIMEを企画しました!

 

雑談TIME実施

昼休み明けの30分くらいを利用し、1日3名、1人3分で、お題を決め発表形式で、1人発表終わった毎に、質問感想など自由に発言してもらいました。後半なれてきたら、司会者をきめて、新卒の方でこの会を進めてもらいました。
お題は下記の2つ。
・1周目:自分の好きなもの紹介する
・2周目:学生時代の制作物を紹介
2周回ったあとは、新卒からの提案で、ZOOMの機能ブレイクアウトルームを使って2チーム作り、そこでざっくばらんに、ただ話すという時間に変更して実施しました。

 

ここで得たこと

講師も参加者もここで、その人の特徴をより良く知ることができ、たまに授業の復習を仲間同士でしていたり、研修としても良い時間になったと思います。
回を追うごとに、横の繋がりもできてきて、私たちも、授業以外の内容でお話でき仲良くなれ、チームワークがここで出来ていったように感じました。
オンラインの中でわざわざ作った雑談時間は、結構良いものでした^^

 

 

〜チーム制作〜

研修内で行うUIデザインの授業では、UXを学ぶ講義があり、ここでは、ペルソナ、カスタマージャーニーマップ、6upスケッチなどをチームで行いました。

 

実施の実績を紹介

①個性を理解して上で、事前にチーム分け。②ZOOMの機能ブレイクアウトルーム(子部屋を作れる機能)をチームの数だけ制作。③そこに事前に決めたメンバーを入れ、まず雑談も合わせながら、チーム名をみんなで考え、司会と書記をきめる。④事前に講師の方で準備したGoogleスライドをチームで共有し、UXのチーム制作で使用。 ここではメインターゲットの整理、競合調査をチームで、スライドにメモを取りながら整理していきました。ペルソナ、6upスケッチ(現状版・理想版)は、まず一人で5分考え、紙に書く。それをスクショし、googleスライドに貼り、チームに戻ってみんなで話し合い、チーム内でペルソナ、6upスケッチを整理していきました。⑤カスタマージャーニーマップ(CMJ)はmiroを使用。CMJはmiroのポストイット機能をうまく利用し、みんなで制作していきました。Miroは無料で使え、たくさんの人とブレストできるツールです。 しかし、miroはまあまあ重いのでZOOMと一緒に使う時は注意が必要です。ZOOMはスマホにつないで置くなど対策してから挑みることをおすすめします。
Miroはこちら

〜個人制作の個別フィードバック〜

各項目(デザイン基礎・Webデザイン・UIデザイン・コーディング)毎の、後半には座学で学んだ成果物として個人で課題制作に取り組んでもらいます。
そこで、毎回の課題制作の途中で、講師に相談したいという時、オフラインではただ作品を講師に見せに行けばよかったんですが、オンラインの場合はそうはいきません。なのでZOOMのブレイクアウトルームを相談部屋として、参加者が行き来しやすい仕組みを作って、実践してみました!

ブレイクアウトルームを個別相談部屋へ

・まず講師・補助講師一緒にフィードバックする時は1部屋・講師と補助講師が別々でフィードバックをするときは2部屋ルームを準備・slackで個別フィードバック用の「順番待ち」チャンネルを制作しておく・1部屋余分に作っておく(ルームを開くと途中追加できないので)

流れ・やり方

①作品をみて欲しい人は、順番待ちチャンネルに「@講師 お願いいたします!」と投稿。②最初の人から、ルームに割り当て、担当講師・順番の人を、割り当てる(最初は強制的に連れて行かれる)③そこで個別のフィードバックタイムが始まる④終わったら新卒だけ退出し(自分で退出できる)、講師は部屋で待つ。⑤次の順番の人を、割り当て、講師が待つ部屋に入れる。そこで個別フィードバックが始まる。⑥1回その部屋に割り当てられたら、その部屋にはいつでも入れることができる。なので2回目順番がきたら、自分から部屋に入ってもらう。

注意点

  • 途中で部屋を追加できないので、何かあった時のために1部屋余分に作っておくことをおすすめします。
  • 最初はほぼ強制的に連れて行かれる状態なので、都度声をかけてください。

 

〜オンライン研修で大切なこと・わかったこと〜

大切なこと

  • スモール課題や、制作課題などは、細かく区切って、提出してもらい、少しでもFBすること。
  • オンラインのなかでわざわざ作った雑談の時間はとても大切な時間だった。
  • 常にみんなチームであることを意識すること。

 

わかったこと

  • 質問しやすい環境づくりを心がけたが、困ってしまうほどのたくさんの質問はこなかった。
  • オンラインだったからか、参加者みんな集中して授業に参加できていた。それはアウトプットを見て感じることができた。
  • 理解度もとても高かった。
  • ある程度オンラインでも、表情や、アウトプットで個々の、理解度・納得度・テンションは把握できた。

〜最後に〜

オンライン研修は初めて試みでしたが、新鮮で、参加した全員で一緒に作り上げていくことができ、とても楽しく実施することができ、たくさん学ぶことができました。

e-learningなど映像をみて学ぶオンライン講座はたくさんありますが、今まではその自主学習ではなく直接講師に学びたいという形が良いユーザーにとって、それはリアルのオフライン講座しかなかったように思います。しかし、オンラインの講座もそれを可能にできることを実感しました。ZOOMに通えばいいだけですし。

まだオンラインに抵抗がある方も多いかもしれませんが、ぜひ体験していただきたいです。

感謝

未体験ながら、私たちを信じ実施していただいた企業さんには感謝しかありません。またこんな不慣れな私に対し、一緒に協力し実施してくれた講師のみなさん、協力して参加してくれた新卒のみなさんにも感謝です。ありがとうございました。
はやくみなさんにお会いし、一緒に美味しいご飯でも食べたいです。

 

 

〜告知〜

6月27日からコーディングの基礎から学べるオンライン講座が始まります。
オンラインで優しく指導していきます。ぜひご興味あるかたはお気軽にお問い合わせください。

【ほんきでHTMLオンライン】
https://cshool.jp/course/honki-de-html-online/