それではdotFesの当日のレポートをお届けいたします。
準備編はこちらをごらんください。〈準備編〉
今回のdotFesベトナムの事前申し込みは400人を超えていましたが、実際ベトナムの人たちは申し込みをしてどのくらい来るのか、いつ来るのか傾向もわからず不安な気持ちを抱えながら当日を迎えました。
当日は日本から来ていただいた方々、ベトナムの日本語勉強している学生や、IFVの社員のみなさまなど、さまざまな方々がお手伝いいただきました。ありがとうございます!!!ほら、ベトナム人がいっぱいでしょ。
この方は教室と教室の間にいる教務室のおばちゃん。何もしないけど、見守ってくれています。
こちらは日本の遊びコーナーのヨーヨー釣りの準備です。紙風船、竹とんぼ、コマなど準備準備。
準備もだいたい終わり、7時半になったので会場オープンしました。
朝から、たくさんの方々がきてくださいました。
来場者には日本のお土産をプレゼントということで、かわいい七福神の人形や、狐、だるまなどをプレゼントしました。かわいい。
そんな中、まだ終わってない準備が〜!もう開場したのに、入り口に設置予定のバルーンがまだできてない。。。(もうベトナムの洗礼とかじゃない)
そしてちょっと急いでもらおうと思って、話かけに行ったら、「うまく貼れない」と言い出し貼ったり剥がしたりを繰り返してて、やっと貼れた!できた!と思ったら、綴り間違えたとか言ってて、思わず爆笑してしまいました。
なんだか憎めない2人。
ちょっと遅れてしまいましたが、バルーンを設置できました。
その頃、会場がお客さんでいっぱいになりました。
会場となる、ダナン工科大学の学長のお話がスタートし、dotFesスタート!!
(急遽、学長が喋ると言い出され、通訳してほしいとも言い出され、スタッフ一同焦りました。)
司会や通訳はIFVの社員さんで日本とベトナムとのやりとりをするコミュニケーターのみなさんや、大学で日本語を教えている先生にも担当していただきました。感謝です。
そして今回会場内のオリジナルBGMを、元受講生のDJをやっているNewsPicksの星野さんが担当してくださいました。ありがとうございます!
では早速セッションの様子です。5つのセッションを行いました。
Session1
『サービス開発におけるデザインの重要性 – 日本のIT業界の今とベトナムのこれから』
株式会社DeNAデザイン戦略室の上田さん、真崎さん、小原さんによるセッション。
デザインがビジネスに与える影響とは何なのか、DeNAでの取り組みをご紹介していただきました。
Session2
『Unityと外部デバイスで作るインタラクティブコンテンツ』
次はクスールの松村と、たき工房高城さんによるトークセッション。
クスールとたき工房は2010年からインスタレーション作品を共同制作しており、そこで大切なコンセプトデザインの制作のお話しや、外部ディバイスとUnityを繋げて作るインタラクティブコンテンツのお話しをさせていただきました。
登壇資料はこちらです。
【日本語】
【ベトナム語】
Session3
『技術と意味から捉えるARの活用方法』
近年iOSのARKit、AndroidのARCoreなど、ARを簡単に実現できるフレームワークが増え、AR技術を用いた事例が多くなってきました。そこでここではARのお仕事を多数されている大西さんから、最適なARの活用方法のお話しをしていただきました。
大西さんの今回お話しされた登壇資料はこちらです。
【日本語版】
【ベトナム語版】
トーク終了後は、触ってみたい方を呼びかけステージにあがってもらい、ARの体験をしてもらいました。とても楽しそうですね。
今回は日本のイベントということで、日本らしいステージもとりいれました。
YOSAKOI Dance Show
セッションのあとの休憩時間にヨサコイダンスショーを行いました。
このチームはみなさんダナン在住日本人の方や、その仲間のベトナムの方など。日本の方はJICAでダナンに来られている人が主に集まってヨサコイをやられているようです。今回急遽出ていただくことになりました。
Session4
『ベトナムと日本で必要とされている人材とは?』
IF Vietnam & 博報堂アイ・スタジオ & 株式会社アイ・ファクトリー
このセッションは3社合同でお話しいただきました。
2010年からダナンでWeb制作をしているIFVさんは日本から多くのプロジェクトを請負い、日本とベトナムとの架け橋になっていらっしゃいます。実際に行った案件などを紹介しながら、IFV柳田さん、田口さん、博報堂アイ・スタジオ扇谷さん、株式会社アイ・ファクトリー鈴木さんの4名で、日本で必要とされている技術や人材などお話しいただきました。
Session5
『日本のweb制作会社、日系の在ベトナムweb制作会社で働きたいと考えているみなさんへ〜知っておいてほしい日本のweb制作会社の考え方〜』
こちらは最後にセッション、サイクロンクリエイティブの栗田さんです。
日本の制作会社の考え方や、デザインの手法などを日本の文化的視点を織り交ぜながら解説いただきました。とても興味深いトークでした。
セッションとは別に、ステージ裏の教室ではインスタレーション展示、ワークショップ、企業ブース、たこ焼き、日本の遊びなどいろいろなことを行いました。そちらもご紹介いたします。
DeNAによるデザインworkshopを行いました。
Workshop
『UX/UIデザインのプロセスを体験しよう』
アプリのデザインを行う上で必要となる、UX/UIデザインのプロセスを学ぶワークショップ。
DeNAが実際に現場で行っている方法「UIデザインを行う前のプロセス」を参考に、サービスのペーパープロトタイプまでをチームで制作していきました。
とても人気で、後ろの席の方も見学してたり、みんな熱心にこのワークショップに参加されていました。
今回のお題は「旅行アプリ」でした。
チームになってみなさんどのようなサービスが必要か考えていきます。
みんさんできたら1チームごとに発表していきました。
Installation
『COSMOS 〜センサーを使って宇宙を体験しよう!〜』
こちらは株式会社たき工房と株式会社クスールが共同開発した、インスタレーション作品です。
中身はUnityで制作しており、心拍センサーを繋げたmicro:bitを体に装着し、人の動きはKinectで読み込んで、宇宙の中を彷徨う自分の魂を、隕石らしきものに当たらないように避けていくゲームです。気軽に宇宙体験できます^^
COSMOS紹介動画です。
とても盛り上がりました。
日本の遊びコーナー
今回のdotFesはベトナムで開催ということなので、ベトナムのみなさんに喜んでいただけるよう、日本のお遊びコーナーを作りました。
ヨーヨー釣り大人気でした〜。
となりはBigFaceBoxブース。林さんの奥さま、べつやくれいさんも参加!
外では竹とんぼや、コマなどの遊び方をUnityエンジニアのセトウさんがみんなに教えてくれました。
企業ブースもアンケートなど、みんさん積極的に答えてくれていました。
手伝ってくれている学生スタッフのみんなも楽しそうでよかった。
日本の遊びコーナーの隣には、たこ焼き屋さん。
Takoyaki Cafe
今回ダナンの中心にあるたこ焼き屋さんにご協力いただき、たこ焼き無料配布しました。
Takoyaki cafeのタイキさん。ダナンでたこ焼き屋さんをやっている元舞台俳優イケメンさんです。
とてもホクホクあつあつでおいしいので、ダナンに来た際はよってみてください。
みんな嬉しそうですね。
以上dotFesレポートでございました。
長いブログにお付き合いいただきありがとうございます。
ダナン工科大学のブログでもご紹介いただきました。
http://www.dut.udn.vn/KhoaCNTT/Tintuc/id/2450
今回一緒にきてくれましたデイリーポータルZの荻原遊技場の荻原さんが、今回のベトナムの経験を元にゲームを作ってくださいました。
激ムズですが、ぜひみなさんやってみてください。
http://portal.nifty.com/cs/game/detail/180921203991/1.htm
この度はベトナムで一緒に手伝ってくださった方々、そして日本でお手伝い&応援していただいた方々のおかげでdotFesを成功することができました。言葉では言い表せないくらい感謝しております。そして来場していただいた、日本のみなさまベトナムのみんさなま、本当にありがとうございます。
引き続きdotFesを何卒よろしくお願いいたします!
(写真は手伝ってくれたみなさまです。)
イベント終了後もいろいろな出来事がございました。ぜひご覧ください。
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