第四回寺子屋クスール開催しました

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先週の金曜日に第四回寺子屋クスールが無事終了しました。
ご来場くださった皆様、大変ありがとうございました。
今回の寺子屋の様子をレポ-トいたします。


今回の講座は動体検知システムを応用したFlashのゲーム、「づらめっこ」のデモンストレーションをメインに、後半は技術紹介と動体検知システムの事例紹介を行ないました。

早稲田広告研究会の皆さんにご協力いただき、お寺をモチーフを使って何かできないか、企画から参加してもらい開催に至りました。

初の大学生とのコラボレーションでしたが、彼らの発想力の柔軟さや、吸収力の速さには圧倒させられ、クスールとしてもこれから何かやっていく上で互いに学びあえる関係性を築くことができたのではないかと思います。

「づらめっこ」~ウェブカメラを使ってにらめっこをして遊ぼう~
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早稲田広告研究会のみなさん

-動体検知システムの応用-
「づらめっこ」デモンストレーション 
「動いたら負け」の笑いのバトル
今回の企画は、早稲田の広告研究会の皆さんに、お寺の素材を使って何か面白いアイデアを出してもらうところから始まりました。色々とアイデアを考えていく中で座禅でガマン大会をしたら面白そう!ということで、発展して「にらめっこで笑って動いたら負け」という企画になりました。

企画が決定し、ゲームのデザイン、プログラム、演出を学生の皆さんに担当してもらい、完成しました。

技術の部分はもちろんですが、今回の企画は演出の部分で「にらめっこをしてヒトを笑わせる」ということがどういうことか、参加者のみなさんに分かりやすく伝えるために一苦労しました。

ゲームの遊び方
(1)2台のウェブカメラの前に向かいあって座ります。
(2)プロジェクターに写しだされた対戦画面に顔がぴったりとはまるように固定します。
(3)「にらめっこしましょ~あっぷっぷ」の合図で対戦開始
(4)顔を動かすとロウソクのメーターが下がっていき、0になると負けです。
(5)インタ―バルをはさみ3回勝負で勝敗が決まります。

デモンストレーションの様子
デモンストレーションでは、実際に来場者にも挑戦していただきました。
人前で変な顔を作ることは少し抵抗がありますが、場の雰囲気が和やかなこともあり、積極的に参加してもらえました。最後は賞品をかけての勝負もあり、会場を湧かせました。

技術解説
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「づらめっこ」の仕組みの解説
今回の「づらめっこ」で使った技術の簡単な解説をおこないました。
参加者のみなさんが真剣にメモを取っている姿が見受けられました。

動体検知システムを使った事例紹介
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>原 央樹さんによる動体検知の事例紹介

今回紹介した動体検知システムを使って他に何ができるか、今回スペシャルゲストでお招きした原さんに、事例紹介をしていただきました。

画面上に降ってくる雪を掬う仕草で手の平に雪の玉が積もる、ファンタジックなコンテンツや、ラジコンミニカーが画面上のボタンを触る仕草でコントロールできる、あっと言わせられる驚きのコンテンツをご紹介いただき、参加者のみなさんは大盛り上がりでした。

ミニカーを駐車させるゲームで、参加者がなかなか入れられないでいて最後に駐車できた瞬間などは、会場が一体となり拍手が沸きおこりました。そんな光景も寺子屋ならではの魅力であります。

青江さんのお話
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僧侶の青江 覚峰さん

最後にお菓子を作ってくださった青江さんから締めのお話をいただきました。

「笑いは仏教でいうお布施です。」といった今回の寺子屋の主旨を素晴らしいお言葉でまとめてくださいました。

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「わらび流し」(仮称)

毎回大好評の青江さんのお菓子です。

今回はわらびの粉をたっぷり使って作ったわらびもちの上に豆乳で作ったゼリーを流し入れた「わらび流し」を提供してもらいました。わらびと豆乳の組み合わせに鮮やかなザクロシロップの色添えが、春の寺子屋にぴったりで、またまた参加者のみなさんに大絶賛をいただきました。

モノ作り、ヒト作りの寺子屋クスール
今回の寺子屋は、ヒトを育くむこととモノを作ることを念頭に始まりました。
お寺という場所に興味を持って来てくれるヒト、技術に興味を持って来てくれるヒト、なんとなく来てみたというヒトなど、人それぞれ集まるきっかけは様々ですが、寺子屋に集まってきた人がそれぞれ学び、コミュニケーションを交わすことで生まれるものがあります。

毎回寺子屋では、フラッシュの技術と何かを組み合わせるコラボレーション講座を行なっていますが、その根底にあるのは興味をもった人たちが自発的に作りだす想いです。

今回の講座が来場者の皆さんにとって、たくさんの出会いと学びがあり、心を動かすささやかな時間となり得ていたらと願います。