ActionScript 3.0 チュートリアル (Adobe Developer Center)

ActionScript3.0のサンプルを探しているのですが、Flex用のActionScript3.0チュートリアルは結構出回っているようですが、Flash Professional 9 ActionScript 3.0 Preview用のサンプルは意外と少ないようです。

と思っていたら本家Adobeからさっそく(というかもう先月に)Flash9 preview用のサンプルが紹介されていました。

Exploring the Flash Professional 9 ActionScript 3.0 Preview

ざっとサンプルをみたところ、主に以下のようなことが書かれています。


1.Document Classの設定方法

Document Classとはルートのタイムラインをクラスでコントロールできる方法です。
AS2.0では独自のクラスを作れたのですが、ルートのタイムラインにだけはクラスを指定することができませんでした。
それによって、ルートからActionScriptを実行するとおかしなことが起こることがありました。
これはそれを防げそうな予感です。

2.addEventListenerの使い方

addEventListenerはActionScript2.0からあったものですが、3.0からは以前の

on(release)

onRelease = function() {
}

のような書き方がサポートされないようです。(注:まだpreview版なのでこのあたりは変更があるかもしれません)
3.0からはaddEventListenerによるボタン制御がメインになると思われるので、最初に勉強しておくのがいいかと思われます。

3.new MovieClip()によるMovieClipの動的な配置

今まではMovieClipを動的に配置するにはattachMovie、createEmptyMovieClipなどがありました。
AS3からは上の2つとも使えなくなります。新しいインスタンスを作成するにはすべてnewキーワードで作成するようです。
ということでMovieClipをインスタンス化するのも同じく new MovieClip()とします。
さらにこれらのインスタンスをステージで使えるようにするにはaddChildとコマンドでステージに配置します。

以下サンプルコードからの抜粋です

tempBall = new Ball (); // Ballクラスと関連づけられたMovieClipのインスタンスを作成
addChild(tempBall);   // tempBallというインスタンスをステージに配置

という感じでAS3の書き方の中でも特に重要で基礎的な部分を紹介しています。
サンプルもついているので、サンプルを見ながら試していくと結構とっつきやすいのではないかと思います。